借金調査と信用情報

探偵に寄せられる調査の中には、結婚を予定している相手の借金を調べる依頼が少なくありません。

自分のパートナーとなる予定の人の借金調査だけでなく、息子や娘の結婚相手の借金調査を依頼する親御さんも多く、地域によっては婚約者の借金調査をするのが習慣となっているところもあります。

結婚予定の相手の借金調査を行う場合、調査を行っていることが相手の耳に入ってしまうと印象を悪くしてしまう可能性があります。

特に相手を疑っての依頼ではなかったとしても、誰でも自分の情報を嗅ぎまわられるのは気分の良いものではありません。

もし借金調査をしていることが相手にばれてしまった場合、そんなに信用できないのかということでトラブルが発生してしまう恐れもあります。

最悪の場合は婚約破棄に発展しかねませんから、結婚前に行う借金調査では、絶対にばれないように探偵も細心の注意を払って調査を実行します。

借金調査の重要なポイント

結婚前の調査で重要なポイントは金銭にまつわる調査です。

結婚する予定の人物が借金を隠していないか、過去に金融トラブルを起こしていないかというポイントは、トラブル防止の意味でも重要な情報です。

借金があることを知らずに結婚してしまった場合、いつの間にか借金の返済を押し付けられたり、ルーズな金銭管理の尻拭いをさせられてしまう可能性も否定できません。

結婚前の借金調査で金銭トラブルを調査しておくのは、その後の生活を考えるうえでも重要なポイントです。

信用情報

金銭に関する借金調査を行う場合、信用情報の調査が非常に効果的です。

信用情報の調査とは、金融に関する信用情報を調査して過去の金融事故の履歴や借金の状況を調べる調査です。

金融機関を利用する時は必ず利用資格があるかどうかの審査が行われますが、その時に用いられるのが信用情報です。

信用情報は金融機関ごとに管理されているのではなく、業者の枠を超えて管理されています。

クレジット会社の共同出資によって設立されたCICや日本信用情報機構(JICC)などいくつかの信用情報機関がありますが、すべての信用機関は金融に関する信用情報を管理しています。

信用情報は基本的には本人しか開示請求できませんが、委任状による代理人や親権者、後見人などであれば開示請求することもできます。

探偵が個人で開示請求することはできませんが、本人に委任状を書かせて家族が請求したり親の協力を取り付けたりして開示請求を行い、信用情報をチェックします。

信用情報には現在の金融機関の利用状況だけでなく、数年間にわたる情報が記録されています。

もし信用情報に好ましくない記載がされていわゆるブラックリスト入りをしている人物であれば、信用情報を調べれば一発で見抜くことが可能です。